バックも何も入れるもの、包むものを持っていない場合、例えば、お菓子などをもらった時、我々はハンカチに包んだりティッシュペーパーに包んだり、掌に載せたりする。近所で胡瓜など貰ったりした時は、エプロンに乗せてもらったりする。風呂敷は、この最低限の必需品の形、ただの一枚の形の無い布である。この包む、と言う行為は日本特有のものであると思う。例えば、着物。西洋の着るという洋服と異なり、日本の着物は身体を包むものであり、平面である点は風呂敷の考え方に非常に似通っている。・・・・
春疾風に吹かれ揺らげば躊躇わず寄りぬ一本の樹
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