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ちょっと変な布 紙 木 土を取り扱う雑貨店「地球屋」にかかせない「ちょっと変な服」のデザインを手がける”小林靄”の紹介。
月別ログ_2006年11月分
写メっていいですか? (2006/11/30)
 地球屋に来店された若いお客様に「写メッていいですか?」と今風の少し口をあけた喋り方で聞かれた。「何語だろう?」と思ったぐらい。よくよく聞いてみるとそう云う訳。写メるって動詞なのだ!・・・?
 写メらない・写メります・写メる・写メる時・写メれば・写メれ!?
何と立派な動詞だ!ちゃんと活用している・・・・・・?
  
  様々なことがありしよ途切れ途切れに一人を愛し・・・・
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永観堂のみかえり阿弥陀 (2006/11/29)
 京都東山に位置し正式には永観堂禅林寺。我々は「みかえり阿弥陀の永観堂」として秋になると紅葉見物に出かける。遠い昔、この禅林寺のご本尊が、夜を徹して念仏行に励んでいた永観律師に、「永観、遅し」とふり返りざま、微笑みながらを励まされた時のお姿のままとか・・。
又、此処には三鈷の松といって、松葉の先が三つに分かれている珍しい松もある。「智慧」「慈悲」「まごころ」を表し、この松葉を持っていると、三つの福が授かるといわれるとか。それに、この裏手にある臥龍廊で、与謝野晶子と鉄幹が始めて逢引をした・・・とか聞いた様な気がする。

 誰に送らん紅葉か雨に濡れて散る殊更赤きひとつ拾う
京都の紅葉 (2006/11/28)
 「そうだ! 京都へ行こう」 JRのこのコマーシャルは永遠のコピーになりそうだ・・なんて考えながら今年もやはり京都への旅。職場の仲間と4人で旅行を始めてからもう10年ぐらいになる。懲りずに?飽きずに?ずーっと京都。何をするかというと、大体行くのは一ヶ所くらい。気に入るとそこでやはりずーっと喋っていて、その後おいしいちょっと高い料理を食べてそれでおしまい。心掛けが良かったのだろう、今頃でないと休暇の取れない私たちに合わせてくれたのか、紅葉はグッド。今年は嵐山周辺、大原の三千院、それに、やはり会いに行きたくて帰りがけ寄ったのが永観堂の「みかえり阿弥陀」。修復中とかで、何時もと違う場所にいらして何とも落ち着かない感じに見受けられた。後ろを見返られたそのお姿は、まるで私に振り向いてくれているようで大感激!!。きっとお参りしている皆がそう思っているに違いない。
明日はお休み (2006/11/26)
 明日朝、6時の新幹線で京都へ紅葉を見に行って来ようと思っている。今夜はジムの忘年会でちょっと飲みすぎか、明日の朝起きられるのか心配で、目覚まし時計をかけたところ。そんな訳で明日のブログはお休みです。京都の古川さん、大阪の石川さん、明日は嵐山の辺、ぎゃー亭あたりで昼食です。それから 二尊院の紅葉でしょうか・・・・。
楽しみです。

  
ビュート (2006/11/25)
 今乗っている車はビートル。これの前はビュートだった。ビュートは日本で16番目に認められた自動車会社、光岡自動車BUBUの車で、クラシックの車体が気に入りずっと乗っていたのだが、地球屋が今の榛東に移った時に、坂道が多く、車体の重いビュートではスピードが出ないばかりか、伊香保へ行ったときには登れない坂があった。その為急遽、車を今のビートルに変えたのだ。尤も日産のマーチの車体を使っているために、マーチのモデルチェンジがあった時に、ビュートも微調整があり、かっての好さが損なわれてしまった。当初は、買うのに6ヶ月も待ったのに、今は如何なのだろうか。今日ビュートに乗ったお客様が見えたので、ふっとこんなことを思い出した。

 決めかねる一つがありてストーブの赤々燃える炎見ている
吊るし飾りの本 (2006/11/24)
 製作中の吊るし飾りの本、いよいよ大詰めといったところ。綺麗な写真のこの類の本は多いので、ちょっと変わったところで、手書きの、しかも和綴じにしようと頑張っている。吊るし飾りの絵は、芸大出の画家さんが描いている。期待してください。

 山拓き作りし町の夕暮れは星の高さに灯りを点す
こけしのキルトコート (2006/11/23)
 真っ赤なこけし柄のキルトコートを作った。表は縮緬の朱赤、裏は赤い縮緬に可愛らしいこけしの柄。珍しい柄だったので何にしようかとだいぶ迷ったのだが、一番活かせるハーフキルトに仕立てた。何ともいい感じに仕上がり、今日貰われていった。とても似合う方だったので、私も一安心。やはり、似合う人に着て欲しいので・・・・。

 一つだけ明かりをつけて夕べ企んでいる会社転覆の話

  

 


落葉 (2006/11/22)
 今日所要で前橋まで行ったが、街中の紅葉がとてもきれいだった。そう云えば高崎の紅葉は極端に少ない。前橋は銀杏並木も黄色く色づき、欅も赤々と燃えるようで、秋!という感じがした。高崎に住んでみて、前橋と異なり紅葉の季節が無いのに気付いた。そう云えば、秋になる前に、公孫樹のどの落葉樹は早々と枝を下ろしてしまっている。枯葉などの心配が無くてよいのかもしれないが、ちょっと粋ではない感じがする。秋になると何時も感じることだ。

 澄ましたる朝の耳に響くなり踏みし落葉の砕ける音
薪ストーブの点け方 (2006/11/21)
 失敗しない薪ストーブの基本の点け方がある。基本どおりにすれば、ほとんど失敗することは無い。簡単なことなのだが、教えても基本どおりにする人は少ない。簡単に点くと思っているのだろうが、基本どおりにしないと、点く時と点かない時とでばらつきが出来る。皆、つい手抜きをしたいのだろうが、私は手抜きをしたことが無い。何故って?、失敗するのがイヤだから・・。点けられない自分が許せないから・・。
太い薪をストーブの奥と手前に二の字に間を空けて並べ、その間に新聞紙2枚を捩って並べる。次に二の字に直角になるように点け木を並べる。その上に太めの薪を又、二の字に2本並べる。これで準備オッケーだ。次に新聞紙2枚を捩ってこれに火を点ける。先に並べた新聞紙の左側に火を点ける。次に右側、此処も点いたら持っている火の点いた新聞紙をストーブの中に投げ込む。最後に窓を閉じる。尤も始める前に、灰が溜まってないか、窓は曇っていないかなどチェック箇所はあるが・。
 
紅葉 (2006/11/20)
 今朝、雨の中を地球屋へ着くと、何時もと違う雰囲気に息を呑むようだった。雨に洗われた紅葉が真っ赤で、隣の辛夷の黄葉との対比が誠に見事だったからだ。今年の紅葉はイマイチだと思っていたが、やはり、寒くなってきた所為なのだろうか、だんだん深い魅力的な色合いになってきた。気温もかなり下がって3度で寒かったが、しばらく庭に立ち尽して紅葉に見入っていた。

 テールランプの微かな灯りに照らされて夜目に燃え立つ紅葉がある
冬の薔薇 (2006/11/19)
 地球屋へ続く道の上宿の信号は、今、拡幅工事の真っ最中。その角から2軒目の庭先に冬の薔薇が3輪ほど咲いている。淡いピンクで可憐な感じだが、寒くなってくるこの時期でもしっかりと咲く。華やかな色の少なくなるこの時期のピンクは痛々しい感じだ。この薔薇を見ると必ず亡父を思い出す。寡黙で働くばかりの亡父だったが、庭にあったこの四季咲きの薔薇を大事にしていた。薔薇だけではなく、芍薬のあの赤い芽の株を大事に移植したりと、今思うと、それが何故亡母ではなかったのかと不思議に思う。特に詩人風でもなかったけれど・・・・。

  桜並木の裸木の間を行く時に去りたる一人の面影よぎる
                    ( みかん 有難う )

 
美味しいお饅頭 (2006/11/18)
 美味しいお饅頭を見付けた。ふっくらと大きくて、あまり甘くなく、小豆の香りのするあんこがいっぱい詰まっている。おまけに保存料などは全く入っていない。あまり美味しいので地球屋でも扱うことにした。食べていても「太ってしまう!」なんて考えなくても好いほど、さっぱりしていて食事にもなるくらい。少食の私でも2個は軽く行けるかも。
ガネッシュの紅茶に好く合うのだ。

 紅葉の前に刈られて公孫樹 燃えたつ最後を見届けられず
どんぱ (2006/11/17)
 「どんぱ」とは、聞き慣れない言葉だと思う。私も最初解らずに辞書を引いたり、着物関係の方に聞いたりしたが、ほとんどの人がはっきりとした意味を知らないで使っている。ある時、ふと「緞子羽織」を短くしたのかな、と思い辞書で調べてみた。繻子の糸を用いて文様を織り出した絹織物を「緞子」ということが解った。やはり、緞子の羽織ということらしい。尤も、手の込んだ芸術的なものは、その織りだけではなく、刺繍も施してあるらしい。この「どんぱ」を用いてジャケットを作ったり、キルトコートのバックに付けているが、なかなかグッド!。でも、最近はなかなか好い物には巡り合わない。

 売りに出されし庭に斑入りの山茶花が今を盛りと咲き誇るなり
吾妻渓谷 (2006/11/16)
 今日、所要で吾妻渓谷を抜けた。紅葉の真っ盛りで見事だった。海抜により、紅葉がまだだったり、もう遅かったり、これからだったりしてはっきり分かれている。裸木になっているのは論外だが、やはり少し緑の残っている、紅葉のし始めのほうが雰囲気があって好い。いろいろな紅葉が見られて好い一日になった。

  風に乗る紅葉の一葉がわが視野に一本の線を引いてゆく
オーダー (2006/11/15)
 お客様からのオーダーの仕上がりが遅れてしまっている。今年は既に年内仕上げが難しい。東急東横店の催事も早々に引き上げてきて頑張っているのだが・・・。東急にお出で下さった方々にも、留守をしてご迷惑をかけてしまったし。でも、横浜の高島屋にはもう2~3日ゆっくりいるつもりです。今回お会い出来なかった方々にもぜひお会いしたいし・・・。12月は20日(水)からです。お待ちしております。

 足元を過ぎ行く風の冷たく そうこれから冬が来る前触れ
吊るし飾り (2006/11/14)
 近所の方が、ご自分で作られたいろいろな飾り物を持ってこられて、吊るし飾りに纏めてくれ、と頼まれてからもう2月になってしまった。11月中には仕上げようと頑張っている。面白い飾りが出来そうである。Kさん、もう少しお待ちください。

 もう既に視界の外に押し遣りしがあれこれ声をかけてくる
晩秋の菊 (2006/11/13)
 周りに花の少なくなるこの頃、庭や畑などのあちら此方に少し小さめの、その割りに茎のしっかりしたいろいろな色の菊が目立ち始める。丈が高い所為か倒れたり、倒れないように束ねたりしてある。決して華やかではないが、丈夫そうで香りも高いこの野生的な菊が私は好きである。一番上の花が咲く前に、もう下の葉は枯れ始めている。切り取って挿しても、元気なのか、枯れているのか判らないような色で、安心なような不安なようでもある菊だ。

 菊枕届けることも無く過ぎて歯切れよし菊花の酢のもの
木枯らしと風花 (2006/11/12)
 今日木枯らし一番が吹いた。その木枯らしが風花を連れて来た。ムードがあって好いのだが寒い一日だった。帰り道、温度計を見てみると5度だった。今年初めて車のヒーターを入れた。地球屋の暖炉にも火が入り、これから本格的な冬のシーズンを迎えることになる。カフェの飲み物も温かなミルクティー・ラムミルクティ・ホットワインなどに変わる。薪ストーブの火で温まりながらゆっくり出来るこの季節も悪くない。

 秋の陽は山肌に雲の影落とし 足下にわれの影落とす
夜霧 (2006/11/11)
 地球屋のある榛東村の夕暮れは早い。まして今日のような雨の降る夕暮れは4時を過ぎると暗くなる。その暗い中を愛車のビートルを走らせるのだが、所々霧が発生していて誠に走り難い。暗い林の中の道は、時々白い霧がぽぁ~・ぽぁ~と沸いてきて、それが塊のように近づいてくるのだがちょっと怖い。何回この塊にぶつかっただろうか。少し走ると霧の発生しなくなる場所がある。相馬が原駐屯地がその境目らしい。何か怪しいぞ?・・・・。

 森の木の吐息か白き夕霧に消されてこのままでもいいような
おのぼりさん (2006/11/10)
 時々上京はしているのだが、今回のように都内を歩き回ることは少なく、ほとんど車で移動してしまう。東急東横店での催事で、久し振りに渋谷駅周辺を歩いたのだが、ほとんど「おのぼりさん」状態。東京のお客様には7月以来の4ヶ月振りの再会なのだが、なんだかとてもなつかしく感じた。やはり、たまには出かけていかなくては・・・。寺田さんに連れられていった「のんべえ横丁」。何とかいうお馴染みの店は8人でいっぱいになる。ぎゅうぎゅう詰めにネ。身体を少し斜めにして座り、中ほどの人がトイレに行ったり、電話をかけるときには、一度皆外に出ないと駄目。一箇所でグラスに注ぐとその度に8人揃って乾杯をしないといけない・・。酔っ払いはみんな律儀だ!・・・?。

 視野の縁出で入る気配それ以上チカヅイテハダメチカヅイテハダメ  
竜巻 (2006/11/07)
 北海道の佐呂間町で大きな竜巻が発生したとのニュース。かなりの被害が出ているという。竜巻とはアメリカなどで大規模で発生するというイメージでいたが、日本でも年間にはいくつかの竜巻が発生しているらしい。地球上の気象現象が地軸を中心にかなりヅレて来ているらしい。
温暖化なども影響しているのだろう。「美しい日本」を期待しても地球規模でだんだん住みずらくなるのだろうか。

 千切れたる真っ赤な紅葉の行方など何事も無かったような夜空
仕事が趣味? (2006/11/06)
 「仕事が趣味!」こんなことを言うと叱られるかも知れない。山積している仕事を次々に片付けて行くのは気持ちが良い。自分に納得できるのである。これと同様に、解らない事・初めてのことなど、知らないことに挑戦するのも楽しいことである。少しづつでも憶えたり、出来たりした時の充実感は何事にも換え難いものがある。毎日飽きることが無い。

 「何もしない事をする」という熊のプーさんの哲学の話
前田さんちのトマト (2006/11/05)
 前田さんが片品のトマトを沢山もって来てくれた。丁度チェロのコンサートの真っ最中で混雑していたが、社長に手伝ってもらい車から持って来てもらった。あまりに沢山だったので、着物のつめ放題のように、トマトも袋を決めてつめ放題で100円で販売してみた。スタッフのを取っておくのがやっとで、直ぐに完売!。新鮮だし、安いし、お客様は大喜びだった。前田さん、ありがとう!!

  もう少し生きねばならぬ 十三夜の月に向かいて拝みている
卓球 (2006/11/04)
 仕事の後、毎日ジム通い。ほとんどがプールで、クロールや背泳ぎ・平泳ぎなどの練習だが、帰り際のお風呂が本当はメイン・・・。しかし土曜日は卓球をする。上手な人が何人かいるので仲間に入っている。今から30年ほど前、大阪に住んでいた。その頃、地域に馴染む為に卓球クラブに入った。2年ぐらい入っていたのだろうか。その時のコーチが、大阪樟蔭の卓球部のコーチだった伊藤和子さん。旧姓山泉さんといって全日本の三冠を取ったほどの方だ。大阪から転勤で此方に帰ってきてからも、日本選手権にサンスターのゼッケンを付けて、100勝を目指して挑戦している姿がNHKで放映されたのを拝見していた。今頃何をなさっているのだろうか・・・。コーチは有名だったが私は駄目な生徒だった・・・。
ベランダのつるし柿 (2006/11/03)
 久し振りに吊るし柿を作ってみた。20個ほどの渋柿を、弟のところから貰ってきたのだが、さすが、吊るし易い様に実の付け根のところはTの字にカットしてある。吊るすには棕櫚の葉を裂いたものを用いたいところだが、手に入らないので唐辛子を挟んであった厄除けの縄を使うことにした。ちょうど良く編んであるので、少し緩めてその隙間にTの字を挟んだ。なんとも雰囲気良く吊るすことができた。もう1週間になるのだが、朝に晩に覗き出来映えを確かめているが、一回りづつ小さくなってくるのがはっきり判って楽しい。ベランダにはもう一つ、8ヶにカットした白菜も漬物用に干したし、まるでベテランの主婦みたいだ?なんて一人感心している・・・?。

  この街を侵略しながら気負いづくブタクサの黄の群落

 
オピニオン (2006/11/02)
 地元の上毛新聞よりオピニオンの依頼を受けた。今年も60名ほどをピックアップするらしいがそのうちの一人ということらしい。1年間ということなので、2ヶ月に1度、1200字ほどの時事?やら何やらの原稿依頼が来るらしい。勉強になるからと引き受けたがどうなることやら・・・。肩書きを何とするかと何度か電話で問い合わせを受けたが、「普通のおばさんです」と答えてある。年齢はばれてしまうし、もう、イヤ!・・・。

  報告が愚痴となり告げ口となり夜の木枯らしが遠い
ギネスお祝いの会 (2006/11/01)
 「ギネスブックに承認されたお祝いをしよう」という話が持ち上がっている。ボランティアの方々や、いろいろお世話になった人たちを招いてのパーティの計画が始まっている。ボランティアの方々、乞うご期待です!。

  真意など伝わるはずは無いなどと土手鍋濁らせ掻き雑ぜている
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